プロフィール
Profile
荻原明(おぎわらあきら)
1976年生まれ。神奈川県横浜市出身。東京都在住。
1999年 東京音楽大学器楽科トランペット専攻卒業。
2000年4月よりプレスト音楽教室講師。
2019年4月より東京音楽大学吹奏楽アカデミー専攻非常勤講師。
元NHK交響楽団首席奏者 津堅直弘氏に師事。

演奏/レッスン
第8回クラシック音楽コンクール全国大会において第3位(1位,2位なし)獲得。
2006年ららぽーと豊洲開業とともに始まったパイプオルガンコンサートの当初から終了する2011年までソリストとして毎月出演。
2016年9月から10月にかけてソロリサイタルを全4回開催。
これまでにNHK交響楽団のエキストラをはじめとした管弦楽、吹奏楽、室内楽、ソロなどの活動を行う。

指導者としては、プレスト音楽教室を中心に個人レッスンを行っている。分析力の高さや、からだの使い方の豊富な知識で、楽器を演奏する上での疑問について的確な解決方法を導くレッスンに定評があり、数多くのトランペット愛好家が訪れている。
2020年新型コロナウイルス感染拡大のタイミングでオンラインミーティングアプリ「ZOOM」を利用したオンラインレッスンを開始。同年、新しい試みとして半年間で全14回の「トランペット講習会『ラッパの吹き方・オンライン』」を開催する。
これまでにも様々なテーマによるトランペット講習会を企画し、2016年には全24回開催。全国各地から多数の受講生が集まった。
部活動における指導もこれまでに様々な学校にてトランペットパート、金管楽器セクション、常任としての指揮者(全体指導)経験も持つ。
2019年4月より東京音楽大学に新設された吹奏楽アカデミー専攻の非常勤講師に就任。



執筆・著作

2008年開始のブログ「ラッパの吹き方」は現在も毎週火曜日更新中。トランペットの話題を中心に幅広く充実した内容で、旧ブログ更新の時点で100,000前後の累計アクセス数を達成している人気ブログになっている。現在はサーバーを移動し、「ラッパの吹き方:Re」を題して変わらず毎週更新をしている。
2014年「まるごとトランペットの本」(青弓社)出版。
2016年「トランペット ウォームアップ本」(デザインエッグ社)出版。
"note"において「トランペット ハイノート本 〜美しいHigh Bbを奏でるために〜(仮題)」を公開中。続編として同じく"note"にて「トランペット技術本(テクニックぼん)」を公開中。
編曲/楽譜浄書

これまでに数多くの室内楽、吹奏楽、管弦楽への編曲や、出版楽譜の浄書(楽譜を美しく書き直す作業)を数多く手がけており、株式会社スーパーキッズから出版されている「マルセル・ケンツビッチシリーズ」の浄書原稿の提供や、クローバーアートミュージック社より発売されていた金管アンサンブル楽譜の編曲、浄書を担当。
前述のマルセル・ケンツビッチ氏はトランペットの師匠である津堅直弘氏の作曲時に使われるペンネームであり、その初演作品の楽譜浄書をすべて担当している。
東京音楽大学シンフォニック・ウインド・アンサンブルへの編曲として「交響詩 ローマの祭」、「ガイーヌ組曲」を、東京音楽大学トランペット専攻生による学外公演ではこれでまに「交響詩 ローマの祭」「交響曲第5番(ショスタコーヴィチ)」「ハンガリー狂詩曲第2番(リスト)」「交響曲第5番(チャイコフスキー)」「アンダンテ・カンタービレ(チャイコフスキー)」などの大合奏版の編曲を担当し、それぞれ好評を博す。同編曲作品のいくつかは洗足学園音楽大学トランペット研究会の学外公演に於いても演奏されている。
Bb Trumpet
Schagerl Meister Romane Empire model
どこまで軽く吹いても、どこまでも圧力を上げても反応するレンジの幅広さはこれまでに出会ったトランペットの中で最高です

オーストリアにあるシャーゲル社製のマイスターシリーズ。ムノツィルブラスのトランペット奏者、Roman Rindbergerのモデルとして制作されたトランペットです。オーストリアの楽器メーカーなので主力はロータリートランペットですが、ピストントランペットにもロータリートランペットの持つ良さーー太く柔らかな響きーーが色濃く反映されています。
どこまで軽く吹いても、どこまでも圧力を上げても反応するレンジの幅広さはこれまでに出会ったトランペットの中で最高です。
シャーゲルのピストンバルブトランペット自体が日本にあまり流通していないので直接ご覧になった方は少ないかもしれません。
(ゴールドプレート、イエローブラスベル)
C Trumpet
Schagerl Meister "Charis"
豊かな響きと反応の良さ。安定感とはまさにこのことです。

Bb管同様、オーストリアにあるシャーゲル社製のマイスターシリーズ。"Charis(カリス)"とは、ギリシャ神話の優雅の神。その名の通りC管とは思えないふくよかで驚くほどの豊かな響き、そして反応の良さ。ロータリートランペットを彷彿とさせる音色はシャーゲルならではです。
シャーゲルのピストンバルブトランペット自体が日本にあまり流通していませんが、中でもこちらは発注をしてから半年以上待って届いた楽器ですので実物を直接ご覧になった方はほとんどいらっしゃらないかもしれません。
(ゴールドプレート、ゴールドブラスベル、Lボア)
Piccolo Trumpet
Schilke P5-4
この楽器のおかげで幾つもの素晴らしい本番を経験できました

アメリカ、シルキー社製のピッコロトランペット。大学を卒業してお金がないけど自分でピッコロを持たなけれなならなくなり(学生のうちは学校のを長期的に借りていました)、楽器屋さんに探しに行ったときに偶然出会えた中古楽器がこれでした。
新品と吹き比べても明らかに素晴らしい吹きやすさと美しい音色に迷う事なく決めましたが、楽器屋さんからの情報ではどうやら元ニューヨークフィルのフィリップ・スミス氏によるアメリカでの選定楽器だそうです。
シルキーの中でもかなり古い時代の楽器なので、表面はあまりきれいではありませんが、この楽器のおかげで幾つもの素晴らしい本番を経験できました。
Jun's Renaissance Brassworks
New Legend JRB 2-1/P Series P2
唇に触れた瞬間に感じる可能性、すべてを幅広く受け入れてもらえる最高の
マウスピースです

写真左:New Legend JRB 2-1(主にBb管/C管用)
写真右:P Series P2(ピッコロトランペット用)
元シンガポール交響楽団トランペット奏者でマウスピース制作者の池邉純氏のブランドマウスピースです。彼のマウスピースに出会うまでは、マウスピースがここまで音楽表現に強く影響するとは思いもよりませんでした。
唇に触れた瞬間に感じる可能性ーー反応、音色、ダイナミクス、コントロール、そのすべてを幅広く受け入れてもらえる最高のマウスピースです。
個人制作のため本数が少なく、地域によっては手に入れることが難しいのですが、ぜひ一度試してもらいたいマウスピースです。これまでのマウスピースに対する見地が変わります。